新型コロナ感染症対策
いよいよ日本でも新型コロナ感染症が広がってまいりました。
毎日メディアで取り上げられるよう日々の感染の広がり、新たな対策、この先の懸念事項が更新されています。
収束はいつ頃でしょう?それは1ヶ月先、2ヶ月先なのか、1年先なのかはっきりとしたことは分からない状態です。当院でも多くの情報の中から正確な情報を見定め、対策を講じています。
現在のフランスを例に挙げましょう。
フランスでは3月17日より大幅に外出制限がなされました。日本と違うのは無許可の外出が罰則にあたるということ。制限に従わず外出した場合、1回目は罰金5000円(くらいでしょうか)2回目は数万円、複数回の外出違反でなんと刑務所行きになるそうです。要するにかなり厳しく制限されています。外出は最低限、日に1時間程度、軽い運動や買い物で外に出るなどは認められているようです。会話は家族以外とはできないような状態です。そういった制限が功を奏してか、3週間程度経過した今が感染のピーク、あるいは減少傾向にある状態になってきたと言われています。
では日本はどうでしょう?
外出自粛といえど罰則はない状態ですのでフランスをベースに考えると、少なくとも3週間は感染者が増え続け、そこでピークを迎えるのか、もしくはより感染が劇化していく可能性が高いように考えてしまいます。
ちなみに新薬ができたとしても、私たちの手元にくるのは早くて1年以上後のようなことを耳にしました
こうしてみると本当に先の見えない戦いですね。
当院で普段から行なっている取り組み
- マスク、グローブの着用
- 患者さんごとにコップ、エプロンの交換
- 治療器具はドリル、ハンドピース等を含め患者さんごとに交換し消毒滅菌
- 診察後、診療ユニットの消毒液による清拭
- 院内空気清浄機稼働ならびに医療用空気清浄機稼働
- 個室診療
など
これに加えて新型コロナ感染対策として
- 患者さん用のアルコール消毒液の設置
- 患者さん同士での感染防止のため、雑誌の撤去
- 体温測定
- 院内換気
- 自動ドアボタン、ドアノブ、待合室ソファー、その他手の触れる場所の消毒薬による定期的な清拭
など
清拭に用いる薬剤ですが、いろいろと試行錯誤して、米国環境保護局(EPA)認定の
幅広い種類の細菌からウィルスまで有効な過酢酸系除菌剤 MINNCAREを使用しています(手指消毒には使えません!)
次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム液(この2つは名前がほぼ同じですが全く効果が変わります)、アルコールなど皆さんも最近よく耳にされると思いますが様々な消毒薬がありますよね。
実はこういった薬剤は歯科業界では治療にもよく使用するため、我々は非常にその効果、作用について詳しいわけです。
保存性や効果、安全性など総合的に判断し清拭にはMINNCAREを使用しています。
もちろん清拭用に希釈し、適切な濃度で。
診療室、待合室で少し酸っぱいような匂いがすることがありますが、この消毒薬の匂いです。
こちらに成分が似ているものの記事がありましたので載せておきます。
https://products.kanto.co.jp/products/shokuhin/images/f_kasakusanshiryou.pdf.pdf
コロナの影響を踏まえ、緊急性のない治療、メンテナンスなど予約の変更を、ご検討される場合は ご連絡ください。
また37度以上の発熱がある方、3週間以内の渡航歴のある方は感染拡大防止のため、大変恐縮ですが診察をお断りさせていだだきます。
早く落ち着いて欲しいですが、今回のコロナ問題が長期化する場合に備えて、院内環境の強化を行い
随時対策は更新していこうと思います。
乗り越えましょう。