糖尿病になってない方!食事は一日「7食以下」にトライ!食習慣について
糖尿病
さて糖尿病についてみなさん考えたことはありますか?
今まで散々砂糖について私は述べてきましたが
生活習慣病として有名な「糖尿病」
もうそう診断されている方や、糖尿病予備軍は現代の生活にはどれだけ潜んでいることでしょう
歯科治療に際しても外科処置を行う際は注意が必要ですし、
外科処置以外でも低血糖発作を引き起こす場合があります
つまり血糖値のコントロールがうまくできていないのです
なぜそんなことが起こるのか、なぜそんな身体になってしまうのか
今回は噛み砕いていこうと思います
一日何食?
以前も触れましたが1日私は2食もしくは最近は胃に負担をかけて食べた後は
1.5食くらいにすることもあります
大人は1日1食でも栄養がきちんと含まれているものであれば十分であるという考えもあります
1日3食食べると1日3回も血糖値を激しく上昇させるということになります
白米などの直接糖やその他の糖質を摂取し血糖値の乱高下を1日に何度も体にさせているのです
1日3食になってから病気が増えたということを書きましたが、
私は物心ついた頃は3食が当たり前、3食食べないと力が出ない、
朝ごはんを食べないと不健康
朝ごはんを食べない人は血糖値のコントロールがうまくいかないなどと言われていました
血糖値のコントロールは膵臓から出るインスリンが作用して行いますが、
そのインスリンが正常な分泌を毎日行えているかどうかです
その積み重ねが将来的な身体の基礎を作っているのですから
生活習慣を変えるだけで10年後20年後の未来の自分が変わっているはずです
以前も血糖値については書きましたので載せておきます
~過去ブログより~
砂糖取りすぎ??チェックリスト
・お昼ご飯の後2時間くらい眠たくなる
・寝てる間に動悸がする
・お菓子を食べたら安心する
当てはまるものがあった方は血糖値のコントロールを体ができていないかもしれません
どういうことかというと
まず砂糖を取ると
血糖値が上がります
人間の必然的な反応で体の中で血糖値を下げるインスリンが出ます
そこで何度も砂糖を取りすぎたり、きつい甘さのものを食べたりをすると
体も頑張ってインスリンも多く出してしまい、血糖値が下がりすぎてしまうことが起こるわけです
そして、その時に命の危険の時に出るようなホルモンを出す、などしてなんとか立て直そうとします
この時、先程のテストの項目にあったようなことが起こるわけです
体にとって大きな負担になります
これを毎日繰り返しているなら恐ろしいですね
2020/9/9 甘い「砂糖」の危険性、虫歯とがんと精神疾患 参照
脳はバカ腸はかしこい
さて皆さんは「お腹すいた~」と一日にどのくらい感じているでしょう?
重要なのは「脳」で食を欲しているか「腸」で食を欲しているかになります
「脳はバカ、腸はかしこい」と書籍があります
私はこの本を書いた先生の講演を拝聴しました
感動しました笑
本は読んでないですが、この本のタイトルは身に染みるものでした
生物は初め脳はなく、全て腸だったのです
脳が持つ生物が生まれたのは5億年前
人間は脳が発達し脳が体を支配していると勘違いしています
しかしほとんどの動物は内臓が感情を支配しています
例えばイソギンチャクのような腔腸生物は人類の先祖にあたります
イソギンチャクには脳がなく口と肛門と生殖器がひとまとまりです目と耳もありません
しかし突くと口を閉じたり、嫌いなものは吐き出したりします
内臓感覚でいらないものは拒否します
これが生物の「感情」の起源とつながります
納得できない事を「腑に落ちない」と言いますよね
内臓で理解できないという事です
他にも、ムカつく~胃がムカムカする、腹が立つ~胃が立ったような気がする、はらわたが煮え繰り返る~小腸が異常に動く、肝が据わっている~肝臓が微動だにしない
などなど言葉をあげるとたくさんあります
人間でも内臓と感情にまつわる話はたくさんあります
アメリカでは脳死移植が世界一で年間心臓移植にあたっては100万人あたりに対して5~6人であるのに対して日本は先進国では世界最低数の0.05人であり100倍以上が数十年前から行われています
その中で起こるある事実が「臓器移植すると性格が変わる」ことです
「内臓の記憶転移」と言います
怒りっぽい人が穏やかになったり、お酒を飲めない人がビールを大好きになったりなどです
近年の研究では消化器の中で主に小腸で感情が支配されていることがわかってきました
腸内細菌を整えるとうつ病が治ったり、アレルギーが治ったりすることも知られています
(腸内細菌を整えると書いてあるものは気をつけてください、そんな単純ではないです)
若い方に多いですが
「心」に問題が起きている場合は身の回りの環境の悪化の影響もあるかもしれませんが
「身体」の中にも注意を向けてあげましょう
内臓に問題を抱えると脳は影響を受けるようですから
私にも直接ではありませんが経験があります
患者さんでそういったご経験を話された方がいらっしゃいました
「心」と「身体」のつながりを感じる事です
気持ちが沈んでいる方は、少し身体を休めるような食事の摂り方と食事の内容にすると良いかもしれませんね
暴飲暴食がストレス発散になる人はすでにわかりやすい糖尿病予備軍ですよ
血糖値の上昇で不安が和らぐのは先程のチェックリストにあったでしょう?
西洋医学では「心臓が悪い」とか「肝臓が悪い」といいますが
なぜ悪いのか?とは診断しません
原因を除去しなければ高血圧の方はずっと高血圧で一生降圧薬を飲み続けます
(血圧は正常な基準が実は年齢によって、つまり体の状態によって変わるのですが、そのことはほとんどの方が知りません、30歳の正常血圧と80歳の正常血圧は違うでしょう、だからと言って限度はありますが)
高血圧の方は心臓が悪いのではありません
心臓に負荷をかける状態になるような生活習慣が悪いのです
西洋薬(降圧剤)は治しているわけではありません
症状抑えているだけで、副作用により体に悪影響を与えています
病気を治すには、体を正すこと、内臓を正すことです
それが正しい感情、精神を作ることになります
口の中は体の中
そして食生活をわかりやすく反映するのが、そう「口の中」です
お口の中を歯科医院でみてもらいましょう
歯磨きは重要です
しかし、それ以上に重要なのは虫歯がどの程度できやすいのか、歯周病が進行しやすいのか
、小さい頃からずっと歯肉炎なのか、歯を磨いているのになぜ虫歯ができるのか、
その原因が何なのかを考えることです
それはその時点での将来の病気のなりやすさを示してくれているのです
虫歯と歯周病は「歯磨き」も重要ですが、「食事の内容と方法」の方がより重要だと思います
若い世代は病気で悩んでいる子は稀です
20代では身体的なことよりも精神的な問題が多いでしょう
その原因は周囲の環境の問題もあるでしょうが、食の問題も大きく関連しているでしょう
これも以前のブログを参照
「ここは虫歯がある」というより、「何故虫歯になった?」と考えなければ再発、発生を繰り返し、それこそ定期検診のたびに虫歯が見つかるような事を招きます
「お口の健康は全身の健康につながる」と最近よく言いますけど、そのためによく歯を磨くことは本質ではありません
「全身の健康のためには、まずはお口の健康を維持するための食事法を」
では実際どうするのか
1日7食以下にトライ
「1日7食以下にしましょう」
さて1日2食か3食かということについては一般的な捉え方ですが、もっと噛み砕くと
糖尿病を予防するには「1日7食以下にしましょう」です
ちなみにできたら凄いです!!
現代人は一日何食かと言われると
平均1日13食くらいです
糖尿病(2型重度の人)の人は20食以上です
つまり口の中に入ったものは全部食事です、もはや口に入ってなくても食事となるのです
先ほども書いた通り
「脳はばかで、腸はかしこい」のです
しかし現代では「かしこい」が故に問題が起こります、
例えばテレビで美味しそうな料理番組を見た時、コンビニで弁当を見ている時、自動販売機でジュースを見た時
唾液が出ませんか?
昼ごはんと夜ご飯の間で小腹空いたからお菓子をひと口、フリスクをパクッ、のど渇いたから甘いジュースをひと口、仕事しながら噛んでるキシリトールガム、ノンカロリーのジュースなど
その都度、唾液腺からアミラーゼが分泌されます、その反射で胃液が分泌されます。その反射で膵臓からインスリンが出ます
水でもそうなります
唾液がでればそうなります
唾液が出るということは、体は食事が始まったと感じます
すると当然、血糖値が上がるのを調整するために膵臓からインスリンが出ます
しかし、食べ物が全然入ってきません
そうなると「インスリン出さなくていいんだ、血糖値下げなくていいんだ」と認識していくようになります
これが「インスリン抵抗性」というやつです
こうなると肥満になりやすかったり、糖尿になりやすくなったり、癌になりやすくなります
これらは脳は1食と認識していませんが、体は1食と認識して反応します
糖尿病は50年で50倍に患者が増えました
その原因はこういった過食です
糖分を控えることは当たり前ですが、この食事回数を数えてみましょう
この認識で1日7食以下を目指すと病気になりにくくなります
ノンカロリー、ゼロカロリーももちろんダメですよ
そもそもノンカロリーが体に悪いのはここでは割愛
カロリーがないのにもかかわらず、甘みを感じインスリンを分泌します
このインスリン抵抗性をあげる行動が肥満の原因になるため
ノンカロリー食品で痩せる人はほとんどいないようです
毎度ですが一度やってみるとわかります
自分がどれだけ食に依存があり、それを防ぐことが苦しく大変なことか
それだけ体が侵されている、脳が影響を受けているとわかります
食の欲は全ての欲の中で一番だらしがないと聞いたことがありますが、まさにそうですよね
動物の死因
自然界の動物は糖尿病にはなりません、高脂血症にもなりません、癌にもほとんどなりません
「寿命が短いからでは?」は認識が違うようです
野生にも高齢の動物はたくさんいます
しかしペットの犬と猫の死因の1位は「癌」です
なぜかはもうわかるでしょう?
現代における病気の根本がそこにあるとわかった時に今から何をするかは、その人次第
頑張りすぎる方はノイローゼにならないように
甘いものは1日の食事の5分の1以下にしましょう
院長 山田
治療のブログ
https://composite-resins.info/cr/歯の移植の精密レジン治療/